それいけアンパンマン

とりあえず、書くことがないので、
つっこみどころの多い作品「アンパンマン」の
話をさせていただこうかと思います。

みなさんご存じ、正義のヒーローです。
顔が濡れるとあっという間に力をなくし、
「顔が濡れて力が出ないよ」とすぐ弱音。
このすぐ弱音を吐くところなんて、
もう、わたしとそっくり（吐血）

そして、顔が濡れてピンチの時は、
お決まりのセリフ「アンパンマン新しい顔よ」で
あっという間に復活、ばいきんまんを撃退。
さすがだね、アンパンマン。
で、入れ替わりになった、濡れた顔は
そのまま置き去りになるわけで、
素敵、街中にはアンパンマンの顔が
転がり落ちているファンタスティックな状況！！

さて、ここまでは、誰しもが思っていること。
・・・ということで、視点を別のところへ。

アンパンマンとともに戦っている
正義のヒーローに「カレーパンマン」がいます。
彼の方が、アンパンマンよりすごいのです。

カレーパンマンは口から吐瀉物をカレーを
吹き出して、ばいきんまんと戦います。
・・・なんて品の悪い戦い方なのでしょうか！！

しかも、カレーを出し尽くすと力が出なくなり、
ジャムおじさんに新しくカレーを入れてもらうのです。
確か、そうだった記憶があるのですよ。
つまり、中のカレーを入れ替えているだけで
外側のパンの部分はそのままというわけです。

これは・・・これは、かなり傷んでいると思うのです。
確かに、カレーパンマンが顔をちぎって
おなかがすいている子供に与えているシーンは
わたしは記憶していません。（あるかもしれませんが）

つまり、傷んでいる自分の頭をあげて
食中毒を引き起こしたらいけないという、
そういうものが彼の中にあるのでしょう。

しかし・・・吐瀉物・・・カレーを
口から吐き出して攻撃するのはいかがなものか。

それを保育所時代からの友人であるＣ氏に
話してみました。
すると、Ｃ氏からカレーパンマンの見方が変わる
すばらしいフォローの言葉が出てきました。

「カレーパンマンは命を削って戦っている」

もう、目から鱗でしたね。
確かに、吐瀉物・・・カレーを
口から吐き出して戦うということは、
彼にとっては命を賭している戦い方なのです。

カレー攻撃をすればするほど、
自分の中に蓄えている力の源（カレー）を
どんどん減らしていくわけですから。

別のいい方をすれば、
並の人間が、自らの血液を武器にして
敵に血液をかけるという攻撃をしていることと
ほぼ、同じことなのではないか・・・と。はい。

そう考えると、確かにカレーパンマンは
品の悪い戦い方をするものの、
本当に命を賭して戦っているなぁと
そう思う訳なのです。

実はアンパンマンよりすごかったのです。