ウナギイヌ

もう、仕事と原稿が忙しくて、
放置気味でした・・・すみません。
でも、「放置」気味でも「放棄」はしていないので、
今後もこのブログをよろしくお願いします。

・・・というわけで、今回は気合いを入れて
「どうでもいいこと」でも書いてみます。


『天才バカボン』という作品をご存じでしょうか。
赤塚不二夫さん原作の漫画ですね。
その作品の中に「ウナギイヌ」というキャラが登場します。

では、その「ウナギイヌ」は、はたして
「ウナギ」なのでしょうか、「イヌ」なのでしょうか。

「何をほんとにどうでもいいことを・・・」
と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
でも、実は、重要なことなのですよ。

作中で本官さん（目玉のお巡りさん）が
ウナギイヌを捕まえようとするシーンがよく出てきます。
（アニメ版だけかもしれませんですが・・・）
本官さんは貧乏でウナギを食べたいがために
ウナギイヌを捕まえて食べようとしていたわけです。

そこで、よく考えてください。
もし、ウナギイヌがウナギならば、
野生（天然）のウナギを捕って食べようとしている
ということで、特に変なことはないわけです。

でも、もしウナギイヌがイヌだったならば
野生の犬・・・つまり野良犬を食べようとしているわけで
そうだとしたら本官さんはどうかしているとしか
思えなくなってきませんでしょうか。

（それぞれ国や地方によっては犬を食べるということが
　普通というところもあるかもしれませんが・・・）


・・・という話を知人にしたら、
「（そういうことを考える）お前の方がどうかしてる」
といわれました。はい（吐血）


・・・それはともかく、わたしの結論は以下の通りです。

結論からいうと、「ウナギイヌ」は「イヌ」です。
つまり、本官さんは頭がどうかしてるのです。

日本語では後ろにつく語が単語の幹を指します。

たとえば「メガネザル」は猿の仲間です。
しかし、これを「サルメガネ」といってしまうと
それは、猿ではなくメガネなのですよ。
ぱっと聞いても「メガネ」の種類に思えるでしょう。

「ニホンザル」は猿ですが「サルニホン」では
猿の仲間ではなく、日本がバカにされているように
そう聞こえないでしょうか。

逆の考え方をしてみましょう。
「サルスベリ」というと植物ですが、
「スベリサル」というと、ただ滑っている猿です。

「サルモネラ」というと菌の一種ですが
「モネラサル」というと、猿のように聞こえませんか？

「サルノコシカケ」というとキノコの一種ですが
「ノコシカケサル」というと、もはや
何かを「残しかけている」「猿」にしか聞こえません。

つまり、単語では後ろ側の語のが
非常に重要な意味をなすのです。
そこから、本題に戻る・・・つまり、結論をいうと
「ウナギイヌ」は「イヌ」だったというわけです。

・・・本官さんは野良犬を捕まえて
食べようとしていたとは・・・なんたることか。
拳銃を乱射するあたりで常識的ではなかったですが
まさか、そこまでだったとは・・・。

以上。重要なことではあるけど
「どうでもいいこと」はここまで。

あと、予備知識として、
「ウナギイヌ」は浜松市のマスコットキャラに
認定されていたりします。