大阪国際女子マラソン

いろいろイベントが忙しくて
放置状態が続いていましたですが、
ようやく落ち着いてきたので
また、がんばって更新しようと思います。

ほんとなら、冬コミ・こみトレのイベント日記でも
書こうかと思っていたのですが、
カテゴリの「同人・イベント」が続いているので
別のことを書こうと思います。

で、大阪国際女子マラソン。
北京オリンピック出場枠を争う選考レース。
今回のレースの注目は福士加代子選手。

中距離では敵無しの最強ランナー。
果たして初マラソンでは
いったいどういう走りを見せてくれるのか。
・・・とマスコミは大注目。

しかし、結果は１９位でした。
さて、わたしが話したいのはここからです。

あるニュース番組を見ていたのですが
「誰がこんな結果を予想したでしょうか！！」と
同じ様なナレーションが繰り返し。

いや、そもそもマスコミが持ち上げていただけで
実力的にはこういう結果も最初から
考えられる結果の一つでしたですが。

この結果を予想した方は
大勢いらっしゃると思いますよ。

多少陸上に興味のある方でしたら
多分ご存じの方も多いと思いますが、渡辺康幸選手。
福士選手と同じく中距離では
ものすごい強さを発揮した選手です。

箱根駅伝では早稲田のエースとして、
チームを引っ張りました。

ただ、この渡辺選手、
確かマラソンでは勝った経験がありません。
マラソンに転向した際、かなり注目を浴びました。
しかし、結果は出せませんでした。

毎回、序盤は先頭を走り、
快調に飛ばしているのですが、３０㎞過ぎから失速。
そう、今回の福士選手と同じです。

つまり、渡辺康幸選手の前例があるので
今回の福士選手がこのような結果になったことも
全く考えられないことではなかったのです。
中距離から期待されてマラソンに転向して
そう簡単に記録を出せるとは限らないのです。

わたしは、福士選手や渡辺選手に
問題があるといっているわけではありません。
マスコミの彼ら、彼女らの扱い方に
問題があるのではないかと思うのです。

で、話が戻るのですが
「誰がこんな結果を」といっていますが、
マスコミだって予想できた方いるでしょう。

番組を作り上げるために、
話を劇的にしたいのかもしれませんが
はっきりいって、うんざりです。
どうせ、明日のニュースも話題は福士でしょう。
（大阪知事選も話題になるでしょうが
　スポーツニュースは福士でしょう。）

彼女にはマラソンをするための体力がなかった。
それだけの身体づくりが今回はできていなかった。
それでいいでしょう。それだけの話です。
大番狂わせというほどのものではないでしょう。
それ以上は特に取り上げる必要もないでしょう。

福士選手はよく頑張ったと思います。
それは十分に認められることだと思います。
ただ、ニュースでの取り上げ方は
もうちょこっと考えてください。

ちなみに、今回の大阪国際女子マラソンは
びっくりするくらい酷い結果でしたね。
成績があまりに平凡すぎ。

もともと、大阪国際女子マラソンは
記録が出やすい大会のはずです。
その大会で２２分～２３分が出ないようでは
とてもオリンピック候補にはできないでしょう。

土佐礼子選手は決定。
東京国際ですばらしい成績（２１分台）を出した
野口みずき選手もほぼ決定でしょう。

あと一つは名古屋国際で決定することになるでしょう。
もし、大阪国際の選手が代表になったならば
名古屋国際がどれだけ凡レースだったか
・・・ということになります。

それほど、大阪国際女子マラソンは凡レースでした。