１０００勝

記事を書くタイミングを逃すと
あれよあれよという間に・・・ですね（汗）

お久しぶりです。生きています。

さて。
ここ最近、大相撲でよろしくない話題が
ニュースで取り上げられています。
現役関取、親方、床山をも巻き込んだ大騒動。

・・・「床山をも」・・・と書きましたが、
実際はこの「床山」が事件の中心人物らしいですが。

まぁ、相撲界がそんな状況なので、
あえて違う話をしようと思います。
・・・タイトルを見れば一目瞭然ですね（苦笑）

先場所の千秋楽で魁皇関が
通算１０００勝を達成いたしました。

これは、大関魁皇だからこそ達成できた
そういう記録だと思います。
「大関」だったからこそ。

通算１０００勝は大横綱の千代の富士以来２人目です。
このままで行けば、魁皇は通算勝ち星で
千代の富士の記録を超えることもありえるでしょう。
（千代の富士の通算勝ち星は１０４５勝）

ただ、千代の富士と魁皇とでは立場が違います。

横綱になると負け越しは許されません。
連続で休場することもあまりほめられたことではありません。
つまり、最高峰の横綱という地位は、
ある意味がけっぷちのポジションだと思うわけです。

千代の富士は現役最後の場所は、１勝３敗で引退しました。
（うち、１敗は不戦敗）

その前の場所、さらにもう一つ前の場所で
休場していたこともありましたが、
まだ続けても、勝ち星を重ねることはできたと思います。
しかし、千代の富士は「横綱」だったのです。
横綱にあるまじき現状の姿では
土俵に上がるべきではないと判断したのでしょう。

とはいえ、大関になって以降、千代の富士は
休場（途中休場）の場所をのぞいては
勝ち星が二桁以下だったことはありません。

一方、魁皇ですが、ここ最近二桁勝っていません。
それでも、こつこつ勝ち星を重ねているわけですが。
大関である魁皇にはこの「こつこつ積み重ねる」
ということができるのです。

わたしは、魁皇関が通算勝ち星で千代の富士を抜いても
千代の富士を超えたとはうけとれません。

と、ここまで書きはしましたが、
出場を続けて土俵に立ち続けていることは
紛れもなくすばらしいことであると思います。
もう横綱にはなれないでしょうが、
どこまでがんばれるかは楽しみではあります。

長い間、大関を務めたということでは
千代大海のそうなのですが、魁皇に比べると
晩年はかなり不甲斐なかったですからね・・・