全額返金！？アツいぜ！チケットの話の続き

昨日の話の続きです。

今回の企画、企業側としたら一応成功だったのかもしれません。
用意されたのは５０席分なので、仮に全試合負けても
４０００円×５０席＝２０００００円。

２０００００円で話題を集められたとすれば
広告費としては安いものです。

・・・が、そうはいかないのが現場の立場です。

この企画、この結果に対して現場の立場である
中畑監督が以下のように話したそうです。

（以下、スポニチアネックスの記事から引用）
中畑清監督（５８）はこの結果を受けて「ショックだった」と率直な心境を告白。
大勝した５日の中日戦でも５０人中２８人が返金を求めたことを挙げ、
「『おまえらのプレーには金払えない』と言われたようなもので、
現場にとっては屈辱以外の何ものでもない」と本音を吐露した。

　さらに指揮官は「ひどい負け方をしたならともかく、
最高のプレーをして『金返せ！』じゃ
選手のモチベーションを下げるだけ」と選手を思いやり、
「いろいろ営業努力をしてくれているのはありがたい。
でも、この企画に関しては二度とやらないでいただきたい」と、
今回限りにするよう球団側に強く訴えた。
（ここまで）

この中畑監督の話はもっともな話です。
企業としては話題を集めることはできましたが、
プレイしている選手たちにとっては本当に屈辱です。

ただ単に、「企画しました、返金総額は～円でした」
という数字だけの問題ではないのですよね。

なんとも悲しい結果になってしまいました。


わたしは近鉄ファンなのですが、もし近鉄がこういう企画をして
今回のベイスターズの試合と同じような結果だったならば、
５月１日の完敗の試合以外は返金なんて考えません。

３－３の引き分けで終わった試合もあれだけ劇的ならば
気分良く家に帰っていると思いますね。

おわり。